マルヤクデたちと歩んだJCS2023完走までの道程/上
〜苦境!それでも愛ゆえにアルセマルヤクデ編〜
今から20年以上前、あの頃の自分にとってはるか遠い場所から届いたそのカードは、限られた中で集める・遊ぶものでした。
身近で買うことが出来ず、友達は誰も持っていなかったので、遊ぶ相手はきょうだいのみ。
一緒に届く雑誌やマンガからカードの大きな大会とかもあるんだ〜……と知りながら、自分が体験するのは精々ゲームの中で(ポケモンカードGBとGB2)、でした。
そんな幼少期を過ごした自分が、まさか大人になってからポケモンカードの大型大会に出るようになるとは……。
今回、JCS(ポケモンジャパンチャンピオンシップス)2023に出るまで〜完走・現在までの思いを此処に綴っていきます。
まず始めに、日頃から私と対戦してくれる友達、知り合いの方々、一期一会で関わった皆さん、感謝させてください。
ポケモンカードは対戦してくれる人がいなければ成立しない遊びです。
まれに嫌な人・コトもあれど、それ以外のほとんどがいい人・コトばかりでした。
これまでの対戦の機会、経験の一つ一つが今日のポケモンカードをする自分を形作っており、余程の事態に遭遇しない限り恥ずかしくないぐらいの自分になれているのは、皆さんのおかげということです。本当にありがとうございます。
そのうえで、こちらのカードをご覧ください。
エーフィV、VMAX
リーフィアV、VMAX
マルヤクデV、マルヤクデVMAX
※2023年7月現在Dレギュレーションが落ちたため、マルヤクデV、VMAXはスタンダードのルールでは使用不可になっています。
このカードたちがあって、私はここまでやってこられていると思っています。
エーフィがくれたのはきっかけ。
リーフィアがくれたのは自信。
マルヤクデがくれたのは愛という名のモチベーション。
私が対戦を始めたのは、VMAXクライマックス発売頃からになります。
イーブイヒーローズから少し集められていたもの(エーフィやニンフィア)と合わせて、買ったカードたちでデッキを組めるようになったのが「誰かと対戦したい」気持ちに繋がったようです。
記録によると、初めての対人戦はTwitterで知り合った方(初見さん)とのタイマンフリーでした。我ながら行動力の化身……。
初めてお会いした対戦相手が良い方だったのも、とても幸いでした。
それ以降はフォロワーさんに教えて頂いたTCGカフェ、リモート、交流会、対戦会、ジムバトル……。対戦の幅を少しずつ〜着実に広げていったようです。
一番最初に訪れたTCGカフェでは、色々なデッキと対戦できて楽しかったです。全敗でお恥ずかしいですが。
そのうちシティリーグというジムバトルよりも格式高い公式大会にも出てみたい、と思うようになってきました。
2022年5月、最愛のマルヤクデで出てみようとしかけたところ「環境」というものがあり……。
オリジンパルキアVSTAR。今でも強い1枚。
友達のKさんに「今回のシティにマルヤクデは止めた方が良いよ」とリプライ頂いたの今でもよく憶えてます。
止めてくれてありがとう(この時だけマルヤクデ止まりました)。
ここで我らがブイズの推し!リーフィアに白羽の矢が立ち、一番堅実に動けそうなうらこうさく型を主に練習〜ジムバトルで初めて優勝出来ました。嬉しかったです。
そんなリーフィアでも本当に強い・パワーのあるデッキにはほとんど太刀打ち出来ないのだと、シティリーグ前の練習会で思い知らされました。パルキア、ミュウ、かなり強い。アルセウスうらこうさく、強い。
でもそれでも、まず初めては好きなポケモンのデッキで行きたい!初めてシティリーグ、矢向へGO!
結果は
健闘したと思います。普段負けてばかりなパルキアへの2勝は特に、自分にとって大きかったです。
これ以降、シティリーグにも応募〜出場するようになっていきました。
マルヤクデで出る、という意志も同時に携えて……。
※環境にルギアが現れるまでの間、アルセウスマルヤクデでパルキアや水相手にどうにか抗えないかと試行錯誤していました。じんらいのめざめサンダース、クラッシュハンマー……いわゆる妨害型など
2022年10月21日、パラダイムトリガーが発売(ジンダイ隊長の収録にドキドキしたのはけして私だけではないはず)。
パルキアたち水の気配が消え、ついにマルヤクデの活躍出来る時代が来たと思われました。
全然そんなことはありませんでした。
ルギアが異常に強過ぎたのです。
アメイジングイベルタルにダメカンも不要できぜつさせられ、パワフル〜なレジギガスにぺしゃんこにされ……なす術もありません。
はくばバドレックス、インテレオン、パルキア、ルギア……。
マルヤクデは、私は。最期まで虐げられ続けなければならないのか?
否、まだ終わらない。
お友達から構築などアドバイスをたくさん頂きつつ、Dレギュレーション最後のシティリーグを迎えます。
結果は伴いませんでしたが、そらをとぶピカチュウVMAXを入れて、ルギアが嫌がる雪道を押し付ける。マルヤクデVMAXのワザも宣言しながら、どうにかルギアに1勝出来ました。
マルヤクデの最期を飾るには不足していると感じたため、ジムバトルでの優勝を献上してスタンダードレギュレーションでのお別れをしました。ありがとうマルヤクデ。
かの有名なしてんのうのセリフではないですが、好きを貫いて1つのメインを使い続けるのは良い経験になったと思います。
長くなってしまったため、章を分けることにします。次章が正真正銘のJCS2023完走までの道程になります。
いわゆる環境デッキに変貌した「マルヤクデだったもの」が示すのは何か? 私なりの答えを出していきます。
続きが気になった方はこちらからどうぞ。